Guest Profile
古徳 一暁(ことく・かずあき)╳小林 冬芽(こばやし・とうが)
株式会社LОGZ(ログズ)は、Love(愛情ある組織)、Ownership(全員で創り上げる組織)、 Grit(成し遂げる組織)、Zeal(熱量ある組織)をモットーに、就労移行支援事業、障がい者雇用コンサルティング、 ウェブ制作など、メンタルヘルス領域で事業を展開し、従来とは異なる、新しい障がい者雇用支援の形を提案している。 代表取締役古徳一暁氏と営業部小林冬芽氏が語る、株式会社LОGZの魅力と今後の展望とは。
特集(注目ベンチャー)社長×社員対談
1. 「できること」「できないこと」を 許容するからこそ、組織としての意味がある(古徳氏)
2.「COMPAS」で圧倒的結果を出し、 2020年までに社内で起業したい(小林氏)
3.障がい者支援を 仕組みから変えたい
4.新しい就活を提案する 「COMPASS」をスタート
5.LOGZのビジョンカード。 この裏面には「我々のすべきこと」として 下記の10項目が挙げられている。
1. 「できること」「できないこと」を 許容するからこそ、組織としての意味がある(古徳氏)
2.「COMPAS」で圧倒的結果を出し、 2020年までに社内で起業したい(小林氏)
3.障がい者支援を 仕組みから変えたい
古徳社長 冬芽は入社して二年目になるけど、この会社はどうだい?
小林さん 僕は、もともとお笑い芸人だったんだけど、もっと熱中できることを探して、ホストやバーテンダーなどいろいろなアルバイトを体験してきた。あるとき「冬芽にぴったりな会社があるよ」と勧められて、それでLОGZに来たんです。
古徳社長 当時は社員も10名程度で、紹介でのみ採用していた時期だね。
小林さん 信頼している人からの紹介だったので、どんな環境でもがんばろうと飛び込みました。入社後は提携先の会社へ出向して営業を経験し、事業の詳細を知り、大変そうなんだけど楽しそうに働いている先輩方を見ていくうちに、「この会社で働きたい」と思うようになりました。
古徳社長 具体的にそう思ったきかっけは?
小林さん 障がい者支援という事業内容に興味が湧いたことと、会社がとても自由だったことです。実は、僕はADHD(注意欠陥/多動性障害)の診断を受けていて、1日に1回は凡ミスしてしまうんです。でもこの会社ではそれも個性のひとつだからと言って、プロセスはどうあれ結果を必ず評価してくれる。
古徳社長 冬芽のことは経歴も含め最初から面白そうな子だなと思っていたし、実際に結果も出している。LOGZに戻ってからは、会社の制度面についても自分からアイデアを出して実行してくれているので、先輩たちも「冬芽に負けないぞ」といい刺激を受けています。
小林さん そう言ってもらえるとうれしいです。
古徳社長 従来の障がい者雇用支援は、事務や軽作業がメインで、働く人が「私である必要性」を見出すことが難しかった。だから、その仕組みから変えていきたいし、障がい者の方の仕事環境も変えたい。障がいを持っていても優秀な人材はたくさんいるということを世間に伝えていきたいんです。LОGZでは「障がい」という言葉を才能が偏っているという意味と捉え、その人の個性として認識しています。就労移行支援事業所では、その人の突出した才能を生かし、伸ばしていくことを目的にしていて、現在はプログラミングやデザイン、動画編集などの経験が積める場を提供しています。
小林さん 先日知り合ったある会社の社長にLОGZについて聞かれたので、会社の理念や今後のビジョンまで完璧に語ってしまいました。すると、その方はびっくりされて、「一社員なのに、会社のことをそこまで理解して、考えているの!?」と。
古徳社長 ありがとう。人にはできることとできないことがあって、そこを許容していくからこそ、組織としてやる意味があると思っています。LОGZでは、一人ひとりが思考して行動することを大事にしているから、そこがやりがいになるんじゃないかな。指示されたことをやるだけでは成長につながらないし、やりがいもない。
4.新しい就活を提案する 「COMPASS」をスタート
小林さん でも、就活で僕のように合うところに入社できて、結果を出せるのはごく少数だと思うんです。
古徳社長 個性のとらえ方に寛容ではない、多様な個性を認めない企業がまだまだ多いからね。実際にADHDを持ち、悩んでいる学生からの相談は多い。「グループ面談で場の空気を読めない発言をしてしまった」「社交辞令がいえない」など実力を見る前に落とされてしまい、セオリー通りの就活の選考フローだとこぼれてしまう人が自信をなくしてしまう。それが原因でうつになったり、精神障害を併発してしまったり、最悪の場合『就活自殺』につながることもある。
ただ、そこまで思いつめる必要はどこにもないんだよ。就活で落ちたとしても、縁がなかったんだと気楽に考えればいい。また、入社後にやりたいことが変わるというのも、毎日、ツイッターやインスタグラムで刺激的な新しい情報がどんどん流れてくるんだから、仕方ないんですよ。それだからこそ、入社後に「本当にやりたいこと」を見つけた社員が、その方面で活躍できる場を創れる会社をめざしたい。
小林さん 僕が担当する障がい者雇用支援サービス「CОМPASS(コンパス)」でも、ADHDなど発達障害をもつ大学生のための「新しい就活の形」を提示していきます。「自分は人とは違う、自分の才能は既成の就活では発揮できない」と感じている学生はぜひLOGZを訪ねてください。あなたの真価を見つけましょう。
古徳社長 最後に、今後の目標を教えてもらえるかな?
小林さん まずは、「CОМPASS」で圧倒的な結果を出して、さらに2020年までに自分の目標である「世界平和」につながる会社を社内で起業します。
古徳社長 会社としても、現在のITを軸とした事業展開をさらに発展させて、将来的には、うつや精神障害の起因しているストレスを数値化して可視化したいと思っている。その数値をデータベース化してスマートフォン端末のようなもので自分の精神状況を確認できれば、少しでも人を救うことにつながると信じているので。
小林さん LОGZでやれることは、まだまだありますね!
古徳社長 一緒にがんばっていきましょう!
5.LOGZのビジョンカード。 この裏面には「我々のすべきこと」として 下記の10項目が挙げられている。
1.常に本質を見よ。本質的でない常識に立ち向かえ。
2.納得するまで圧倒的にやり切れ。
3.常にポジティブ。
4.感謝の心を持て。
5.全力でチャレンジすべし。若手にこそチャンスを。
6.自ら意思決定し、自ら走れ。圧倒的に成長せよ。
7.10年先を見据え、好奇心を持ち、情報を取れ。
8.テクノロジーとクリエイティブで勝負せよ。
9.大きな夢を持ち、どうしたら実現できるのかを
毎秒考えよ。
10.全力採用。共に働く仲間に対してこだわりを持て